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「杉並区で健康の輪を広げる」

健康づくりリーダー
廣畠 耕造さん

受講のきっかけは、自身の健康

 杉並区では、健康長寿の区民を増やすことを目指し「健康づくりリーダー」を育成・支援しています。「すぎなみ地域大学」の講座を受講し、団体に登録した区民が、地域住民の健康を底上げするために日々「健康づくりリーダー」として活動します。廣畠耕造さんも、そんなリーダーの一人です。廣畠さんが活動を始めたきっかけは、個人的な理由だったといいます。
 「昨年春に会社を定年退職しました。外に出る機会が減り、健康診断の数値で引っかかってしまいました。もともと健康には自信があったので、ショックでしたね。『何かをしないといけない』という思いにかられ、近所のスポーツセンターで定期的に運動を始めました。そこで偶然告知を見つけたのが『すぎなみ地域大学』です。『健康づくり』というキーワードに惹かれ、講座を受講したのがきっかけでした」
 「健康づくりリーダー講座」では、健康に過ごすための食生活や、「ながら体操」などのアクティビティについて学びます。健康についての知識を得た廣畠さんは「杉並健康づくりリーダーの会」に加入し、今年から活動を始めました。活動を始めて間もないながら、すでにプラスの効果を感じているそうです。
 「団体で活動することのメリットは、一人よりも色々な活動ができること。健康を維持する活動は、一人だとくじけることもあります。でも団体であれば、活動に広がりを持たせることができます」


廣畠 耕造さん

みんなで動くと運動が楽しい

 団体の活動内容の一つは、健康増進のためのイベント開催です。先日はウォーキングイベントに参加しました。
 「ウォーキングの会で感じたのは、杉並区にはまだ知らないことがたくさんあるということです。たとえば高井戸中学校には、1975年にアンネ・フランクの父親から贈られた『アンネのバラ』が植えられていました。思わぬ場所に、歴史的な建物が移築されていたのも見つけました。そのような歴史について、他の人と話しながら歩くととても楽しいです。ウォーキングは一人でもできますが、他の人と歩いたほうが前向きな気持ちで運動を続けることができます」
 「杉並健康づくりリーダーの会」は7つのエリアに分かれているそうです。その中で廣畠さんは上井草地区に所属しています。
 「まだ私の地域は本格的な活動をしていませんが、他の地域では徐々に地区ごとの活動がスタートしています。今後どのようなイベントを開催するかは、現在検討中です。私個人としては、みんなで集まって体を動かすようなアクティビティを企画できればと思っています。楽しく体を動かして、寝たきりになる人を減らすことができればとてもいいですね」
 ご自身の健康への意識から、活動をスタートした廣畠さん。今後もリーダーの会の一員として、区民の健康増進の輪を広げていきます。


「TAC上井草スポーツセンター」

 温水プールなども兼ね備えた杉並区でも人気のスポーツセンターです。廣畠さんは健康維持のため、スポーツジムで個人的な運動やトレーニングに励んでいます。

「TAC上井草スポーツセンター」
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